有名税はなぜ終わったのか
溜まりに溜まった誹謗中傷への反撃が猛烈ですが
伝家の宝刀の有名税が機能しない環境に絶体絶命なわけですが
どうして有名税は終わったのか
逆にどうして有名税は成り立っていたのか
それは有名人の立場がメディアに弱かったからであり
一般人のヤジが届くはずもなかったから
ネットがなければ覚悟以前に手段の問題で今のように有名人が自分のタイミングで何か言うなんて出来ないし
ネットがなければ一般人のヤジが文句が誹謗中傷が有名人に「直接行くぞ!」とか「たまたま隣の席が!?」なんて起きないと届かなかったわけです
宮迫さんみたいにこんな企画は出来ないし
DaiGoさんみたいなことをやったとしても、明るみにならなきゃ、ただ誰も知らないところで記者の人が一人残念なことになるだけであんまり意味がない
ただ今は状況が違う
有名人は好きなタイミングで発信出来るし
有名人の人にとっての干されるリスクは減ってるし
会社としてはたいして痛くなかろうと、「ついにDaiGoが訴えたぞ!」みたいなことが明らかになると記者一人一人には大きな問題だから、いい加減なことを書きづらくなる
それに一般人もネットを手にして、ネットで書き込んでるんだから昔とは違うわけです
「昔からテレビの前で言ってることをただネットに書き込んでるだけ!」なんて「陰口聞くな!」みたいな逆ギレが通じるわけがない
バレなきゃ怒られないことはバレたら怒られるし、エゴサも容赦も自由
そもそも、みんながネットを使えるようになって有名人と一般人なんて線引きも曖昧になってるわけで
もしも有名税があったとしても、無名の問題行為が取り上げられた時点でその人は無名から有名人になるんだから、有名税を逃げ道には使えないわけですよ
かつては、一般人が急に有名人になるなんてあり得なかったから「有名税!」が自分に返ってくるわけもなく、安心して投げつけられてたんだけど、もはやそんな都合のいい必殺ワードではなくなった
「影響力あるくせにいい加減なことを言うな!」と自分には影響力がないつもりで言ったとしても、それが届いた時点で自分も影響力側になって「君はなんでいい加減でいいの?」と言われる
このように
有名税は言ってもしょうがない言葉になったからもう終わり