匿名はオワコンか?ネットの変化にイジメの原因を見よう!

10代の間ではもはや「ネット上は匿名なのが常識!」というかつての常識が崩壊している模様

https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/440/440418/

 

ここで考えるべきは

なぜ10代は実名なのか?

ではなくて

なぜネットといえば匿名だったのか?

なんじゃあないのか

 

なぜネットといえば匿名だったのか

それは使っている人が少なかったから、で、みんな匿名だったから

でしょ

みんなと違う奴を見つけるのがイジメなんだから、イジメられたくなけりゃあ書き込まないか匿名なのが転ばぬ先の杖でしょ

 

イジメとイジリは違うのか?いや変わらんな

変な奴を見つけて吊し上げてウザ絡みする暇つぶしがイジメでイジリ、同じものです

加害者が悪だから、「自分は悪くない」とイジメられないための対策を取らないのは、家の鍵を閉めない不用心といっしょのマヌケ

 

じゃあなぜ匿名時代は崩れていってるのか

それは、どんなにマイノリティの割合が少なくても分母が増えれば人数は多くなるもんから

世界に1%の変わり者は100人の集団の中では1人だけど、100万人の中では1万人

そうなってしまえば、特に違わないけど特に共通点もない99万人よりもよっぽど多数派

LGBTがイケイケなのもそういうことなのでは?

 

YouTuberとか、Instagramerとか、日に日に顔と名前が一致する人が増えていけば

最初の頃は「ヒカキンは音の出るゴミw」「タックスむばらい」「ツイッターにこんなバカがいたぞ!」なんて目についたネット上の変わり者を吊し上げていられるけど

もはやそういうネット民の炎上運動が追いつかなくなってくれば、それはネット上での実名顔出しのリスクが低くなったということ

数も得体も知れないのがネット民の怖さであり強みだったけれど、数も程度も知れてしまえば特に気にするもんでもない

ネットを炎上させてる人が、実はネット利用者の0.47%しかいなかった件「ネット炎上の研究」 | パレオな男

 

そもそも一般市民は

スリ、ひったくり、通り魔、痴漢、カツアゲ、ストーカー、盗撮、因縁、詐欺、交通事故

などなど、無数の突然のリスクを抱えるリアルですら顔出し実名で生きてきたわけなんだから

冷静に考えればネット上でそう振る舞ったとしても、そもそも大したリスクじゃないし

そういう人が少なくなくなれば「こいつ顔出してる!イジメるぞー!」みたいなのに巻き込まれることもそうそうないんじゃない?

 

自己を顕示する欲がなければネット上で発信なんかしないんだから

自分をアピールしたいのに自分を出さないのもそういえばおかしな話

人の心は複雑だから、発信はしたいけど自分は出したくないってタイプの漫画家や作家なんかもいるのだけれど

ストレートにリアルの自分とネットの自分を結びつけるのもおかしな話じゃない

 

ネットで実名の流れは止まらないと思います

 

なんなら「あいつネットで変な名前使ってるぞ!」がリアルの中では変なことなんだから